当社の研究成果が電子情報通信学会 2025年度 論文賞を受賞
このたび、当社の研究メンバーが共著した論文が、一般社団法人 電子情報通信学会(IEICE)の 2025年度 論文賞 を受賞いたしました。2026年6月4日に東京・機械振興会館で開催された同学会の定時社員総会・式典において表彰されました。

受賞論文 “Coupling Quality Factor and Friis Formula Shake Hands on Wireless Power Transfer between Dipole Antennas”(ダイポールアンテナ間のワイヤレス電力伝送における結合Qファクタとフリスの伝送公式の一致)は、当社CTOの阿部晋士、当社相談役で豊橋技術科学大学 名誉教授の大平孝、ならびに東北工業大学の袁巧微教授による共著です。IEICE の英文論文誌(IEICE Transactions on Communications, Vol. E108-B, No. 8, 2025年8月)に掲載され、八木・宇田アンテナ生誕100周年を記念する特集号に採録されました。
本研究は、ワイヤレス電力伝送の効率を支配する「結合Qファクタ(kQ)」と、無線通信で長く用いられてきた「フリスの伝送公式」という、これまで別々に扱われてきた二つの理論が、ダイポールアンテナ間の電力伝送を題材として一つに結びつくこと(”握手すること”)を理論的に示したものです。電力を「送る」技術と情報を「届ける」技術を共通の物差しで見通せることを明らかにした成果であり、当社が取り組む広範囲・大電力のワイヤレス電力伝送技術を、確かな理論で裏打ちするものです。
論文賞は、電子情報通信学会が前年度に発表された論文の中から特に優れたものを選び、毎年の定時社員総会で表彰する賞です。
受賞論文は以下よりご覧いただけます。
論文(DOI): https://doi.org/10.23919/transcom.2024YUP0002
当社は今後も、「波動で世界に動き続ける力を供給する」という目標のもと、基礎理論から社会実装までを見据えたワイヤレス電力伝送技術の研究開発を進めてまいります。