パワーウェーブ、Series A ラウンドで総額9.1 億円を調達。走行中給電を可能にする広範囲ワイヤレス給電の製品化・量産準備と現場導入を加速

株式会社パワーウェーブ(本社:愛知県豊橋市、代表取締役 CEO:種田憲人、以下「当社」)は、Series A ラウンドとして複数のベンチャーキャピタルを引受先とした第三者割当増資により、総額 9.1 億円の資金調達を実施しました。本資金は、製造・物流現場を中心とする AGV/AMR 等の電動モビリティ向けに、走行中給電を可能にする広範囲ワイヤレス給電の製品開発、量産体制の構築、グローバル市場への本格展開および実証・導入展開の強化に充当し、当社が掲げる「充電という概念のない社会インフラ」の実現を前進させます。


資金調達の概要

調達ラウンド:Series A
調達金額:総額 9.1 億円
株式引受先(順不同):

  • 株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ
  • 株式会社環境エネルギー投資
  • Archetype Ventures
  • NOBUNAGA キャピタルビレッジ株式会社
  • 信金キャピタル株式会社
  • SMBC ベンチャーキャピタル株式会社
  • 三菱UFJキャピタル株式会社

資金調達の目的・資金使途

工場や物流現場を中心に、無人搬送車(AGV)や自律移動ロボット(AMR)などの自動化が急速に進展しています。一方で、これらの機器の普及に伴い、安定的かつ自動化された給電手段へのニーズが高まっています。当社は、走行中給電を可能とする広範囲ワイヤレス給電技術を強みとしており、AGV・AMR などが稼働を止めることなく給電できる環境を実現することで、現場の省人化や生産性向上に貢献したいと考えています。今回調達した資金は、近年さまざまなシーンで導入が進む電動モビリティおよびロボットに対して求められる、シームレスな自動給電ニーズに対応するため、主に以下の目的に活用する予定です。
本資金調達を通じて、こうした産業用途に向けた製品開発および量産準備を本格化するとともに、現場導入を見据えた実証・展開を加速してまいります。加えて、マイクロモビリティやロボット、電気自動車分野への応用を含め、当社技術の特長を最大限に活かせる領域においてさらなるニーズの深掘りを行い、事業機会の拡大を図ります。あわせて、これらの取り組みを支える人材採用の強化、グローバル展開に向けた体制構築、および技術開発の継続的な促進に資金を充当していく予定です。

代表取締役コメント

この度、既存投資家の皆様ならびに新たにご参画いただいた投資家の皆様のご支援により、Series A ラウンドの資金調達を実施できたことに、心より感謝申し上げます。
近年、自動運転技術の進展とともに、工場や物流現場では無人搬送車や自律移動ロボットなどの自動化が急速に進んでいます。一方で、こうした機器の普及においては、「いかに止めずに、いかに自動で給電するか」という課題が顕在化しています。
ワイヤレス給電、なかでも走行中給電が可能な当社の技術は、自動運転・自律化との親和性が非常に高く、まさに今、社会から求められている技術であると考えています。
パワーウェーブは、広範囲給電を可能とする独自技術を強みとして、産業用途における自動給電の実用化に取り組んできました。今回の資金調達を通じて、いつか見た夢のような技術を当たり前の技術とするため、「製品」として確かな価値を提供するフェーズへと進んでまいります。

投資家からのコメント

【新規引受先】

株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ パートナー 小林 宏彰様

パワーウェーブ社は、独自の「走行中ワイヤレス給電」技術を核に、次世代モビリティ社会のボトルネックである充電課題の解決に挑むスタートアップです。
特に製造・物流の現場では、労働力不足やコスト低減を背景に AGV/AMR の導入が加速する一方で、充電に伴うダウンタイムや電欠によるライン停止が生産性向上における大きな障壁となっており、これらを根本から解決する手段がこれまで存在していませんでした。
同社の技術は、こうした現場の深いペインを解消する画期的な手段であり、世界中の産業インフラを刷新していく可能性を十分に秘めていると期待しています。厳しい基準を持つ日本の製造現場での実証を経て、いよいよ本格的な社会実装のフェーズへ向かうパワーウェーブ社と、UTEC が伴走できることを大変嬉しく思っています。

株式会社環境エネルギー投資 代表取締役 河村 修一郎様

この度、株式会社パワーウェーブに追加出資致しました。
電気を使用するに際し、給電のための配線による課題は多くありますので、通信の世界が有線から無線に変わったように、電力の世界でも有線から無線への移行が今後益々加速することは疑いようがありません。
無線給電の中でも当社は、主に 50W~10kW 程度の動力といった用途に対して、走行中での給電を行うのに最も適した方式であると評価しております。これまで電界結合方式では送電距離の短さが課題と考えられていましたが、当社はその点を解決し、既にEV への高速での走行中給電に成功しております。似たような領域でこれまで主流と考えられてきた磁界結合方式では、コイルを使用することに起因する課題がありますが、当社技術はコイル不要のため金属使用量を削減し、省資源かつ低コスト、また発熱も少なくて安全性も高く、走行中給電において現実的に実用性の高い技術です。
前回出資後から大手企業への納入なども決まって事業も順調に進捗しており、今回追加出資を決めました。
弊社は走行中給電の普及に取り組むパワーウェーブ社を今後も全力で支援して参ります。

Archetype Ventures Managing Partner 中嶋 淳様 / Principal 中村 聡志様

「”充電”という概念を世界から無くす」深刻な労働力不足に直面する物流・製造現場において、Power Wave の技術が救世主となる可能性を秘めていると確信し、前回ラウンドからご一緒させていただきました。 AGV やモビリティの導入が加速する一方で、充電待機による稼働ロスや充電スペースの確保はマテリアルハンドリングの自動化推進、そして Physical AI の実装におけるボトルネックとなっています。Power Wave 独自の電界結合方式による走行中給電技術は、マシンを止めることなくエネルギーを供給し、真の無人化・省人化を実現する決定打になると信じています。昨今の法規則改正という
強力な追い風も背に、社会実装への道筋がいよいよ開かれつつあります。 日本発の技術が、工場から公道へ、そして世界へと広がり、次世代インフラの標準規格となっていく未来。その実現に向けた道のりを共に進められることをとても楽しみにしています。”充電”の解放がもたらす産業変革を、引き続き全力で支援してまいります。

NOBUNAGA キャピタルビレッジ株式会社 インベストメント部 リーダー 太田 匡紀様

今回、昨年に組成した新ファンド「NOBUNAGA Growing Fund」よりパワーウェーブさまへ投資する機会をいただき、東海エリアを代表するスタートアップとして更なる成長を目指されることを心より応援しております!また、当地域のものづくり産業やモビリティ社会におけるキープレイヤーなど、多くの主要な関係者を巻き込みながら事業を推進していくチーム力、そして走行中のワイヤレス給電を取り巻く環境変化に対応してグローバルでも戦っていくパワーウェーブ社の信念に惹かれて、即決させていただきました!
2023 年に豊橋技術科学大学内のラボで見学した実験用のミニ四駆コースが社会実装へ近づいていることにワクワクし、巨大なモビリティインフラ市場を支えるパワーウェーブ社の技術力が新たな給電未来をつくると信じています!!

信金キャピタル株式会社 投資育成部 シニアマネージャー 大森 和哉様

株式会社パワーウェーブは、豊橋技術科学大学での研究されていた電界結合方式による給電技術を基に、研究成果を世の中に活用するために設立された同大学発ベンチャー企業です。
同技術を活用し、非接触でのワイヤレス給電システムを開発し、小型モビリティやAGV、ゆくゆくはEVへの活用を目指して、複数の大手上場企業とも連携をし、事業を推進しています。
今回、地域金融機関である豊橋信用金庫より情報を受け、三信金地域応援ファンド(LP:同金庫および豊川信用金庫、蒲郡信用金庫、愛知県信用保証協会、GP:信金キャピタル、地方創生と創業・ 成長支援施策として 2018 年に組成)およびしんきんー脱炭素応援ファンド(LP:信金中央金庫および脱炭素化支援機構、GP:信金キャピタル、地域の脱炭素化の流れを後押しすることを目的として 2025 年に組成)よりご出資をさせていただきました。
同社の成長により、地域および日本の産業の発展および脱炭素化が推進されることを期待しています。

SMBC ベンチャーキャピタル株式会社 関西投資営業部長 池田 一生様

今回、パワーウェーブ様に初めて出資をさせて頂きます。同社の電界結合方式により走行中のモビリティにワイヤレスで大電力を送電する技術は、国内の競合も少なく大変魅力的に感じ今回出資の判断を致しました。この技術が社会実装されれば、給電のためのアイドルタイムや給電スペース、特別な給電施設等が不要になる等、次代の社会インフラになることが期待できます。既に無人搬送機・マイクロモビリティでは製品販売が可能な段階へきており、現実的な社会実装がいよいよ始まると楽しみにしています。社会実装に伴う当社の成長の一助になることが出来れば幸いで、成長のためのサポートをSMBC グループのリソースを活用しながら継続的に行って参りたいと考えています。

三菱UFJキャピタル株式会社 投資第三部 部長 幡野 浩一様

パワーウェーブは、電界結合方式により大電力を安定的かつ安全に送電可能とする独自技術を強みとして、モビリティやロボティクス領域における「走行中給電」という新たな価値創出に挑戦しているスタートアップです。
これまでに、公共空間におけるマイクロモビリティへの給電実証や、工場内で稼働するAGV/AMR などの無人搬送車へのワイヤレス給電実証に成功するなど、実運用を見据えた検証を着実に積み重ねてきました。
同社は、多様な応用可能性を有する中で、まずは実現性の高い産業用途にフォーカスし、製品仕様の具体化や量産準備、パートナー企業との連携を段階的に進めています。こうした堅実な事業展開と明確な経営戦略を高く評価し、この度出資をさせていただきました。
今回の資金調達を契機に、AGV・AMR をはじめとする自動化領域での社会実装が一層進むとともに、将来的にはマイクロモビリティや EV の走行中給電といった次世代インフラへの応用にも展開していくことが期待されます。
弊社としても、MUFG グループのネットワークや知見を活かしながら、パワーウェーブが目指す「充電という概念のない社会」の実現に向けて支援してまいります

【既存引受先】

インキュベイトファンド株式会社 代表パートナー 本間 真彦様

世界で勝負できる日本初の脱炭素技術はないか。そう考える中で種田さん・阿部さんの率いるパワーウェーブ社に出会いました。
豊橋技術科学大学にルーツを持つ技術の素晴らしさもさることながら、当社の真価は現場に張り付き、顧客との約束を愚直に守る姿勢にこそあります。
そうした泥臭いプロセスを経て当社は今、大手企業を顧客に、産業を大きく変革するソリューションの社会実装へと突き進んでいます。
今回の資金調達を機に、エネルギーインフラの常識を覆すような企業として更に進化することを期待しています。

会社概要

会社名:株式会社パワーウェーブ
所在地:愛知県豊橋市下五井町茶屋前 24 番地
代表者:代表取締役 CEO 種田憲人、代表取締役 CTO 阿部晋士
設立:2021 年 3 月
URL:https://powerwave.co.jp

本件に関するお問い合わせ先

株式会社パワーウェーブ 広報 神藤
Email:info@powerwave.co.jp
TEL:0532-39-6678