【実績報告】国内初の走行中EVへの給電実証実験で当社「電界結合ワイヤレス」技術が採用されました

— 高速走行EVへの最大10kWの連続無線給電を実現した次世代インフラの開発に貢献 —

2025年7月22日

株式会社パワーウェーブ(本社:愛知県豊橋市、代表取締役:種田憲人)は、2025年7月18日に大成建設株式会社より発表された、次世代道路「T-iPower® Road」による走行中EVへの連続無線給電に関する実証実験において、当社が開発・提供した無線給電に関する中核技術が、社会実験の主要構成要素として採用されたことをご報告いたします。

本実証実験は、福島県田村市にある大成建設グループの次世代技術実証センターにて実施され、最高時速60kmで走行するEVに対して、道路側から車両側への連続無線給電を実現しました。これは国内初の成果であり、今後の高速道路インフラへの展開に向けた重要なステップとなります。

当社は本プロジェクトにおいて、走行中給電を可能とする「電界結合方式」に基づく送受電技術の開発および、車両側・道路側双方の回路設計を担当しました。

■今回実証された電界結合方式の主な利点
・高速走行中のEVでも大きな電力を継続的に受電可能
・道路の施工性および維持管理性に優れる
・道路の高い耐久性を確保できる

本プロジェクトは、脱炭素社会の実現に向けたモビリティインフラの確立に資する、重要なマイルストーンです。意欲的な実証実験を成功に導かれた大成建設株式会社様に、改めて敬意とお祝いを申し上げます。
当社は今後も、連携を継続しながら、電界結合方式によるワイヤレス給電技術を通じて、社会課題の解決に貢献してまいります。

■参考:大成建設株式会社のプレスリリース
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2025/250718_10570.html

■参考:【大成建設】走行中無線給電実験状況