株式会社パワーウェーブが「エコシステムデザイン⽀援プログラム」に採択されました。

〜⼈とロボット・モビリティの共存を可能にする「⾮接触給電技術」の社会実装⽀援を開始〜

概要

株式会社パワーウェーブ (国⽴⼤学法⼈豊橋技術科学⼤学発ベンチャー企業、 本社: 愛知県豊橋市、 代表取締役社⻑: 阿部晋⼠、 以下「パワーウェーブ」)と株式会社アイシン(本社: 愛知県刈⾕市、 取締役社⻑ 吉⽥守孝、 以下「アイシン」)が共同提案するプロジェクトが「エコシステムデザイン⽀援プログラム」に採択されました。
「エコシステムデザイン⽀援プログラム」はニューノーマル社会に対応する新たなエコシステム構築への取組みに対し、株式会社⽇本総合研究所(本社:東京都品川区、代表取締役社⻑:⾕崎勝教、以下「⽇本総研」)が⽀援するプログラムです

詳細

プロジェクト名称

⼈と共存可能な電界結合式 2 次元平⾯⾃由軌道の⾮接触給電技術を機軸としたエコシス
テム社会実装⽀援(以下「本プロジェクト」)

本プロジェクトの概要

パワーウェーブのコア技術である⾮接触給電技術を活⽤したロボット・モビリティやインフラの製造・設置から運⽤までビジネス⾯でのエコシステムづくりとロボット・モビリティと⼈との共存について、「ヒューマンセンタードデザイン」の視点からの検討を⾏う予定です。また、本プロジェクトでは、⾮接触給電技術をビジネスモデル仮説に落とし込む構想策定について、「JRI Tech Design」ソリューションによる⽀援が⾏われます。
本プロジェクトにおける、エコシステム実装までの検討プロセスが⽇本総研のホームページ上で公開されます。第 1 回⽬が 2021 年度下期に、以降順次公開される予定です。
(中継サイトリンク | https://www.jri.co.jp/service/special/content27/corner132/)

⾮接触給電技術について

コロナ後のニューノーマル社会では、⼈を介さず⾃動で⾛⾏し、配達・宅配するロボットをはじめとした、各種サービスロボットやモビリティ導⼊促進が想定されます。このことは、歩道はもちろん、施設の内外を問わず、⼈とロボット・モビリティが同じ場所で⾏き交う社会が来ることを意味します。その際に課題となるのは、「稼働中のロボット・モビリティの⾃律的充電」と「安全性に基づいたロボット・モビリティと⼈との共存」です。
本プロジェクトで社会実装⽀援を⾏う「電界結合式 2 次元平⾯⾃由軌道の⾮接触給電技術」(以下「本技術」)は、ロボット・モビリティに搭載した受電器と、地平上に設置した送電器をワイヤレスで接続させ、⾮接触で給電するものです。送電器の電源として⼀般のコンセントが使⽤できるため、設置の⾃由度が⾼いことも特徴です。ロボット・モビリティには⾛⾏中に⾮接触で給電できるため、ドックに戻って⻑時間の充電をさせる必要はなくなり、休みなく稼働させ続けることが可能となります。
また、従来の⾮接触給電技術で課題とされている⼈や⾦属が近づいた時の発熱を、本技術では極めて⼩さくできます。さらに、強い磁場も発⽣しません。このように、本技術は、従来より期待されている「稼働中のロボット・モビリティへの充電」と「ロボット・モビリティと⼈との共存」に⼤きく貢献します。